爆弾処理班

爆弾魔がしかけた時限爆弾の爆発まであと1分。緊迫した空気が2人を包む。

金城「田所、おまえは現場入ってまだ2年だろ。ここは俺に任せて、外で待機しとけ」

田所「先輩残してそんなわけにはいかないでしょ。俺が処理しますから、指示だけください」

金城「馬鹿が。勝手にしろ」

爆弾の信管からは4本の線が剥き出しになっている。赤、青、緑、黄色だった。

金城「その青の線を切れ」

田所「わかりました。これですね」

金城「違う、その隣だ」

田所「先輩もしかして緑色のことを『あお』って言う人ですか?」

金城「・・・お前はそうじゃないのか」

田所「これが『あお』ならこっちの緑色はなんて呼べばいいんですか」

金城「おまえ、その色は赤だろ。ていうかお前黄色のグラサンしてるじゃないか」

田所「ほんとだ。ついうっかり・・」

金城「何やってんだよ。外せ外せ!」

田所「でもこれちゃんと度が入ってるやつなんで、ないとほぼ見えなくて」

金城「じゃあつけてていい!じゃああれだ、黄色と混ざると・・」

田所「あれ・・先輩、もしかしてカラコンつけてます?」

金城「ほんとだ俺今日カラコンつけてた!」

(大爆発)

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